身代わりの彼女。




翌日、朝起きるとお兄ちゃんは居なかった。

机には…、

“有栖へ

また1人にして本当にごめん。

絶対に1ヶ月に1回は手紙を送ります。

あと、これを俺と思って大切にしてくれ。

お兄ちゃんより”

私は手紙の横にあった、ピンクのダイヤがついたピンキーリングを見た。

私は思った。

お兄ちゃん…、やっぱり優しいな…。

でもリングで思い出した。

麻美さんと大樹は…、



婚約者だと言うことを。

私はゆっくり家を出た。

そして学校に着いた。

私はゆっくりと上履きに履き替え教室に向かう。

そして教室の扉を開けた瞬間…、


ドンッ…。


誰かと激突した。

『痛っ…。』

私はぶつかった人を見上げた。

そこには驚きで目を見開いている彼の姿があった。