高校2年生の夏。

俺は今、絶好調だ。


張り出された期末テストの順位表を見て、俺はニヤッと笑った。

てか、笑わずにいられない。

この学校、二年生は200人いる。

200人の中の、1位から100位までの生徒の順位が張り出される。

俺はその中の、1番上。

つまり1位の所。

「1」という漢数字のしたに書いてある「結城真尋」の字を見て、またニヤリと笑う。


気持ち悪い、って?

そんなの知ってる。

だから今だけ、ニヤニヤさせて欲しい。