ピピピッピピピッ♪

『う~ん』

止めたのはいいけど、もうちょっと…って思ったのがいけなかった…



バッ!!
時計を見て…
ヤッバー~


やってしまった…急がなくては…


5分で支度をしてメイクはファンデーションのみしかできない…


慌ててヘアを出た!!


エレベーターのボタンを押して

ピッンポン!!

すぐについた…


上の人が降りて来てたのだろう…


ほっとしてとりあえず乗り込んだ私に『あの…じんの…かなさんじゃないですか?』

って男の人の声で

バッと私は前を向いた…
そして

『は、はい』
っと答えて

その男性の顔を見た…

そこにな高校時代大好きだった…

藤井…

『やっぱりそうだった♪おはよー!!てか同じマンションに住んでて今までよく会わなかったな…』

あー

こんなことならちゃんとメイクしとけばよかった…

『藤井くん!!すごい♪ぐーぜんってあるんだね♪なんか同郷の人に合うとちょっと嬉しい!!』

ピッンポン♪


そこでエレベーター がついた…


『ごめん…今日は急いでるの…寝坊しちゃって…』
っていうと

『会社どっち?』

『えっと平尾駅の近く…』

『マジで俺も近くだから、今日時間あったら一緒にご飯行こうぜ♪』

『うん!!』

番号だけ藤井くん伝えたそれを携帯に打ち込んでいく藤井くんと別れて…


駅に急いだ…



ギリギリセーフで、電車に乗った…


いつもと違う位置に少し違和感…

そして


電車が会社のある駅に着いた…

ポケットからシュシュ を取り出して髪を束ねた…

ボサボサ…

しょうがない…

って一歩踏み出したら、後ろから

『あの…今ハンカチ落としました?』
って素敵な男性が

手に持つそれを見て

『あっ!!私のです

すいません!!ありがとうごさいます』
といってそれを受け取る…


そしてそこからはいつものペースで会社に着いた…


ふー

なんか今日は家を出る時間が少し遅くなったことで…バタバタしてしまった…

会社の近くのコンビニで、カフェオレとサンドイッチをかって

コンビニを出たとこで

いつも見てるあの1~2個上に見える人がコンビニに入るとこだった…

入り口で鉢合わせて

思わず会釈…


彼は不思議な顔でペコリ…


あーバカだよ

私はオーバかだ…


すれ違う場所が違うから

つい見たことある人だと…

知り合いなきがして

挨拶してしまった…


コンビニと会社の中間にある公園のベンチに座ってサンドイッチを食べて…

バタバタで、ごちゃごちゃな頭を整理してたら…


『あの…』
って振り返って…

『あっ!!あの私…怪しいものでは…』

『ハハハ』

????
『いや、君面白いね♪気に入ったよ…さっき考えたんだ…どっかであったかなって…わかったんだ…毎日会社までの道ですれ違う人だってね』


『私もさっき…場所が違うと…なんで見たことがあるんだかわからなくなって…毎日すれ違うだけなのに…つい挨拶してしまって…今反省してたんです…』

って申し訳なかいったら…

『じゃぁこれからは知り合いでいいよね♪俺は新屋 香月!!よろしくな』


『はい♪私は神野 加奈ですよろしくお願いします』

携帯赤外線で番号が入った


私は少しのルート変更でこんなことがあるなんてしらかったよ…


少しラッキー♪




この日寝坊で仕事うまくいかないと思っていたのに


私のモチベーションイケメンと知り合いになれたことで…UPup♪



バッチリ仕事片付いて

携帯を開くと

着信あり


登録していない番号

きっと藤井くんだ♪


直ぐにかけ直した


プルルルル~

プルルルル~

(はい!!藤井です)

(あっ、もしもし~神野です)

(あぁ、終わった!?俺はさっき終わったんだけど…)


(うん!!終わったよ)

(それじゃ駅前のコンビニで、待ち合わせな♪)

(はーい!!了解♪)

って電話をきった





そんなわけで今コンビニ…

まだ、藤井くんは、来てない


そうそう
藤井くんは、
藤井 貴季(ふじい たかとき)
同級生で
イケメン!!スポーツ万能頭はいいので
モテモテ男子♪

そんなわけで私も好きだった…だけど想いは伝えてない…

彼は、いつも女子に囲まれていたから…

それに私は藤井くんに釣り合わない…


どこにでもいるような顔だし…頭も運動だってふつう、ノーマル


釣り合うはずないよー

だからずーと友達だった好きとかそんなのなしで…

外で遊んだりするようななかじゃないけど、クラスメイトとしては仲良しだったよ♪


って感じの関係でした!