もう弟なんてやめてやる。

『もう陸ー?さっさとご飯食べちゃって。片付け出来ないでしょ』


雫が家を出てから
俺は抜け殻のように

リビングのソファに横たわっていた。


母さんの声は、聞こえてる。

でも、

身体が動いてくれない。
動かせない。


思うのは、たった一つ。


────早く帰ってきて。



『陸ったら、どうしたのかしら…。ねぇ、お父さん…』

『雫ー!!!!うっ、どこの馬の骨かわからん奴と祭りだなんて……!』

『……もうお父さんまで。はぁ、うちの男どもったら…』



雫…

雫…


俺から離れてかないで…