もう弟なんてやめてやる。

自分も痛くて
傷ついてるはずなのに、

俺を心配する雫。


胸が痛んで、
唇が震えた。


「っ」


俺が、巻き込んだのに…
雫はいつも笑って俺の側に居る。


「とりあえず、座ろ…」


双子が互いを支えながら
席についた。



「…お父さん、これ」


そこへ母親が戻ってきて…

手には、2つの母子手帳。

父親が受け取ると、
口を開いた。



「…陸、雫、父さんが怒ってるのは“姉弟”だと思いながらも、そういう関係になったことだ」

「………」

「お前たちが、本当に“姉弟”だったらどうする気だったんだ」

「……俺は、変わらない。血の繋がりがあっても、雫だけを愛してた」

「血の繋がりがあっても、か………」

「ああ」