「…もし違ったらどうすんだよ」

「どうもしない。ただ、ハッキリさせたい…」



陸の言葉に飯田がため息。

本当は俺もずっと、
あの写真が引っかかってた。



「…どんな結果でも、後悔しないんだな?」

「しない」

「雫も?」

「…うん」



双子の決意が固いことに
飯田が目線を外へ…

腕を組んで
考えること数秒…



「…で、何をどうやって調べるんだよ」

「ずっと考えてたんだけど、血液型からでは判断出来ない。父さんと母さんはA型。俺と雫はO型」

「じゃぁ、血液型では特に怪しくないってことか」



アルバムも見直したけど、
どれも怪しいものはなくて。

自分たちが赤ちゃんの頃から
両親は写っていた…


それは全部、
俺の疑惑を否定させるものばかり…