「………陸は、調べたいの?」
「…俺さ、心のどこかで思ってたんだ。雫と血の繋がりがないとか夢みたいなこと、本当にあればいいのにって。だからその写真見つけた時、すぐにでも調べたかった」
「…………」
「だけど、俺たちが血の繋がりがないとしても世間では姉弟だって飯田に言われて…、一旦は諦めたんだけど、でもずっと引っかかってて…」
「…ずっと、1人で抱え込んでたの?」
雫の声のトーンが下がって、
陸がハッと顔を上げた。
目の前には
写真を見つめたまま動かない雫。
「………ごめん。ずっと黙ってて」
「……調べて、どうするの?」
「…俺さ、心のどこかで思ってたんだ。雫と血の繋がりがないとか夢みたいなこと、本当にあればいいのにって。だからその写真見つけた時、すぐにでも調べたかった」
「…………」
「だけど、俺たちが血の繋がりがないとしても世間では姉弟だって飯田に言われて…、一旦は諦めたんだけど、でもずっと引っかかってて…」
「…ずっと、1人で抱え込んでたの?」
雫の声のトーンが下がって、
陸がハッと顔を上げた。
目の前には
写真を見つめたまま動かない雫。
「………ごめん。ずっと黙ってて」
「……調べて、どうするの?」

