もう弟なんてやめてやる。

町田がギリッと奥噛み。

ネックレスをギュッと
握りしめて、

陸へ投げつけた。



「………雫ちゃんに、ごめんって…言っておいて」

「………」



陸が廊下に落ちたネックレスを
拾ったと同時に

町田が歩き出して。


その場に残った明石が
陸に頭を下げた。



「ごめんなさい!」

「何…?」


突然の謝罪に
陸の眉間にシワが寄る。

町田の態度に
まだイライラが冷めなくて、

明石に対しても
攻撃的になる。