もう弟なんてやめてやる。

「お前に、止める権利なんてない」


実際、
明石も雫を傷つけた。

雫を傷つける奴は、

─────誰であっても許せない。


だから明石も、敵。



「陸くん、違うの!町田くんも、もう止めよ?」

「………」



明石の言葉に
町田の動きも止まる。

この2人に流れる空気に
俺は顔をしかめた。



「明石さんは納得しても、俺には納得出来ない」

「…町田くん、2人の絆は強すぎる。もう解ってるんでしょ?引き離すことなんて出来ないんだよ」

「…っ、」



町田と明石の会話に
陸の拳の力が抜けていく。

この2人に何があったのか…