「…雫、顔エロい。母さんに見せれないからここに居て?」

「~~っ//」



ポンポンと雫の頭を
軽く叩くと、

陸だけ玄関に向かった。



「おかえり」

「あら、雫は?」

「テレビ見てるよ。これ持って行ったらいいの?」

「そうそう、ありがとう。お父さんももうすぐ帰って来るから、すぐご飯にするわねー」



鞄を置きに寝室へ
向かった母親の声を聞きながら

託された買い物袋を持って
リビングに戻ると、


自然と視線が雫へ──…


顔を両手で隠してる雫が
可愛くて、

陸から笑顔がこぼれた。