その頃の中庭。


「え、えっと…そういうこと、です」



モジモジと雫が
穂乃華に報告。

何これ、凄く恥ずかしい…//


チラッと穂乃華の顔を見ると、


「おめでとう、雫」

「っ、穂乃華ちゃ…」


ニコッと笑って
祝福してくれた。

言葉が詰まる。
涙がただ溢れた。



「んもう、泣かないの」

「だ、だって…」



穂乃華ちゃんは、

いつだってあたしの
隣に居てくれて。

あたしが陸を好きだと言っても
変わらずにあたしと接してくれた。


あたしはそんな友達を
大切にしたいと思った…