「…た、ただいま」

「町田と、どこ行ってたの?」



陸の変わらない雰囲気に
雫が後ずさる。

何だか陸、怖い……



「CDショップに…行ってただけだよ?」

「本当に?」

「うん」

「……雫は、町田と付き合ってんの?」



雫の目が見開く。

な、に言ってるの…?

陸の考えてることが解らなくて
雫の身体が震えた。