もう弟なんてやめてやる。


姉弟を好きだなんて、


─────あっちゃいけないんだよ。



町田のシャーペンを握る手に
力が入る。

シャーペンの先で
ノートがクシャッと歪んだ。



『お前に隙があったってことだろ』


それは、今のお前も同じだ。


ずっと気にくわなかった。

透かした顔して、
俺を見る目が。

当たり前のように平然と隣にいるアイツが。


心の中で笑ってたあの時のお前が…!!


だから次は俺が、


お前から奪ってやる。



血の繋がった弟なんかに
渡さない…!