もう弟なんてやめてやる。

「じゃぁ、放課後教室で待ってて」

「あ、うん。分かった」



爽やかな笑顔で
走って行った町田の姿を見て、

雫の隣に居た穂乃華が
目を細めた。


やたら雫に構ってくる町田に
ピンッと直感が働く。



「…いいの?」

「ん?何が?」

「何がって、町田よ。どういうことか分かってるの?」

「…?」



首を傾ける雫に
穂乃華がはぁ…と溜め息。



「あれは、元カレでしょ。元カレが誘ってくるなんて1つしかないでしょーが」

「……!?ま、まさかぁ…だってあたし達もう終わってるんだよ?友達だよ、友達!」

「あんたがそうでも、町田はどうかなんて解らないじゃない」



てか、あれは絶対に
まだ雫に気があるに決まってる。