目の前が真っ暗になっていく。
陸が、
あたしから遠ざかってしまう…
「じゃぁね、濱中さん」
ふっ、と鼻で笑うと
あたしの前から明石さんは消えた。
「…………」
頭が、
心が、
ついていけない…
本当に陸は、
あたしの手が届かない場所へ
────行ったんだ。
あたしは遠くで
穂乃華ちゃんの声を聞きながら
意識を手放した。
陸が、
あたしから遠ざかってしまう…
「じゃぁね、濱中さん」
ふっ、と鼻で笑うと
あたしの前から明石さんは消えた。
「…………」
頭が、
心が、
ついていけない…
本当に陸は、
あたしの手が届かない場所へ
────行ったんだ。
あたしは遠くで
穂乃華ちゃんの声を聞きながら
意識を手放した。

