あれから、早々1ヶ月。


もうゆうまとの傷は消えたようになくなり、いまではいい経験。


ただ、困ったことが1つ。

「先生、明日家いっていい?」


この不気味な笑みとともにやってくる。


授業もろくに出ないくせに、金曜日の六時間にある数学にはいなかったためしがない。


そして、どさくさに紛れて言う。



これは今に始まったことではない。

あれから、毎週のように家に来る。