何も言わないことに不安に思ったのか、絢乃ちゃんの目はだんだん潤んでくる。
不安そうな目。
俺は優しく笑い。
「うん・・・でも、今日はやめとくよ、また今度ね。」
絢乃ちゃんの頬を撫でる。
それでもやっぱり今日の絢乃ちゃんは変なんだ。
「なんで・・・?」
え・・・なんでって・・・・
潤んでいた絢乃ちゃんの目から涙がこぼれる。
って今日、何回泣かせてんだろ・・・
いつもの絢乃ちゃんならこんな事言わないのに・・
「私っ・・・じゃ・・ダメ?」
いきなり出た絢乃ちゃんの言葉にまたフリーズする。
なんて返していいかわかんないし・・・
焦る俺に絢乃ちゃんは続ける。
「年上なのにっ・・・子供っぽくてっ・・・・・やっぱり・・・あの女の子の方が好きなのっ・・・?」
あの女の子???
なに言ってんだ??
絢乃ちゃんは泣いてんのに、俺は心の中で泣いてる絢乃ちゃん可愛いって思ってしまっている。
やばい・・・もう、抱きしめて、むちゃくちゃにしてしまいそうだ・・
きっと、何も言わない俺に不安に思ってんだよな?
キスしちゃったし、デートだって何回もしてるし、でも、お互い気持ちを伝えたわけじゃない。
この中途半端な関係に不安に思ってんの?
好きだよって、俺の彼女になってって、今すぐ言いたい。
カッコつけてさ、
クリスマスにって思ってたのに・・・・
「あの女の子のことっ・・好きなのっ?・・・」
俺は、ふぅっと息を小さく吐き出し
絢乃ちゃんの頬を両手で包み込み。
真剣に絢乃ちゃんの目を見つる。

