なんだよそれ。
結局、俺より仁さんのが役に立つんだよな。
じゃ俺ってなに?
「違うの!あの・・」
「結局、俺って仁さんの代わり?」
何か言いかけた絢乃ちゃんの言葉に被せる。
「俺より仁さんのが役に立つんでしょ?俺より仁さんの方が・・・」
好きなんでしょ?言いかけて言葉に詰待ったとき
「プレゼント!」
俺の言葉に絢乃ちゃんが大きな声を出した
「え・・・?」
今にも流れそうな涙を溜めて絢乃ちゃんが俺を見る。
「智くんの好きなもの・・・知らないから・・・だから仁君に智くんがよく行くお店教えてもらおうとしてた・・・・」
どんどん小さくなる絢乃ちゃんの声。
俺は思考回路が停止する。
プレゼントってなに?
俺の好きなものって・・・どういうこと?
誕生日でもないよ・・・?
「そんなの・・・智くんに直接聞けないから・・・」
絢乃ちゃんの眉がどんどん下がっていく。
大きな目から涙が一粒流れた。
「仁君の代わりなんかじゃない・・・私っ・・・智くんのこと・・・」
続きは聞いちゃいけないような気がした。
だからってワケじゃないけど、
一生懸命気持ちを伝えようとしてる絢乃ちゃん見たら止まんなくなったっていうか・・・
って今まで我慢してたのが我慢できなくなったっていう結果なんだけど・・・
気付いたら、キスしてた。
「んっ・・・・」
絢乃ちゃんはいい匂いがして
唇もふわふわで、あったかい。
触れるだけの甘いキス。
我慢してたからかよくわかんないけど、すっげードキドキした。

