キスを続けると、やっぱり俺は男で・・・


反応する体が憎らしい。



ただ、今は大事な場面。



ここで発情するわけにはいかない。



俺は、結衣の体をゆっくり離し、平静を装った。



「結衣のチョコ。食っていい?」



なのに・・・



俺の体に手を回し、俺の胸におでこを当て甘えてくる結衣。



さらに・・・



真っ赤になって、モジモジしながら



「あんまり上手に出来んかったから・・・美味しくないかもしれへん・・」



照れて、語尾小さいし・・・



可愛すぎ・・・




はい。もうムリ。




「ひゃっ・・・」



俺は結衣の体を抱き上げ、ベッドへと移動する。



「のっノリ!」



「チョコの前に結衣食べる。」



一気に真っ赤になる結衣。



「まっ待ってってっ」


慌てて抵抗しだす結衣。



「もうムリ、止まんない。」



なんでだろう、俺って結衣の事になるとブレーキがすぐ故障する。



抵抗する結衣をギュッと抱きしめ。



「我慢できない。結衣の事好き過ぎて。だから・・・・いい?」



こんな甘いセリフ、言えるの結衣にだけだし。



でも甘い言葉をささやくと、結衣は真っ赤になって小さく頷く。



はい。OKサイン出たよ。



じゃ、チョコの前に、いただきます。









甘いのは大好きなんだ俺・・・








end