シンデレラガール

東条恭太にとっては、初めての芝居。

もちろん、NGだってある。

だから、共演者としてあたしが、、、演じさせる。

本当のカップルのように、見つめ合ったり、抱き合ったり、、、

素のあたしなら、東条恭太に触れられるのも嫌だ。

でも、今のあたしは役者だから、、、出来る。

愛おしい人を想い、揺れ動く心。

たぶん、この子(役の子)はこの人のだったから、、、

自分の気持ちを貫き通し、夢を選んだんだ。

また、この人と出逢えると、元に戻れると思って、、、

だから、相手の前で涙を見せなかったんだ。

役の心情と寄り添いながら、あたしは演じた。