美夢は、走っていた…。
自分のトレードマークでもある、ピンク色の髪を風でなびかせながら…。

『お爺ちゃん』


『お?美夢、どうしたそんなに急いで』

美夢が、向かって居たのは、村長が住む家

木で出来た、ログハウスのような建物の前で美夢は、村長に話しかけた…。

『旅に出るよ…その報告しよーと思って』

『…両親を探す旅…か?』

『それもあるけど…私の親は、お爺ちゃんだから、旅に出るのはお父さんとお母さんが追いかけた夢をみるため 私より大切だったんでしょ…それを見てみたいんだよ』

『そうか…いつでも帰ってこい
ここは、お前の家でもあるんだ、気をつけてな 』

『うん…ありがとうお爺ちゃん
行ってきます』

美夢は、笑顔で村長に手を振って村を出たのだった…。