『俺の部屋、2階の奥だから先に行ってて』

『うん、わかった』

――――――――キッチンにて。

飲み物を準備していると、姉がやってきた。

『何?蓮の彼女?』

姉は、言葉をオブラートに包むことができないようだ。

『ち、違う。ミルクを拾った子だよ』

戸惑っている俺を見て、姉はニヤニヤしていた。