君はオレンジの教室で




「あの……本当に、その…心臓が…!!!!」


持たない!!!!


目を伏せながら必死に話す私に、彼は余裕の笑み。


「ねぇ吉良さん。」


返事をする暇も与えず彼がまた一言。


「俺の目…見て?」


なに!!


無理だよ!私には無理です!!!