_____バチッ



っ!

目があってしまった…。

恐い……



直ぐさま逸らした私に、彼が近づく。




ドキン……ドキン……___



心臓が早く…動いている……



カタン______


ヤバイ、目の前に来た…っ!!!



目を伏せている私を見下ろすように彼が言った。


「吉良…さんだよね?俺…分かるかな?
同じクラスの……」


「新國雅也…っっ!」


しまった


私は彼が怖くてつい、話を遮り大声で言ってしまった…


彼は、顔は見えないが引いているだろう……

やってしまった。


グッバイ、青春_______