君はオレンジの教室で




彼の顔が近い…

目が…まつ毛が…よく見える。



やっぱり耐えられず、目を逸らそうとした瞬間______


「んっ………」


何かが唇に触れた。


熱い、熱を帯びた柔らかいもの…


それが彼の唇だと気付くまでにはもう、彼の唇と私の唇は絡み合っていた__



「ハァ…ハァ…」


お互いの吐息、彼の熱っぽい唇___