あの日はヨロヨロと登った階段を、今日は走って登った。
場所も状況も、全く違うけれど。
『風葉ちゃん、声出ないだろ?クラスでも、あんまり上手くやれてないらしくて。それに、鈴木って、ほら、学年で結構目立つヤツいるじゃん?……そいつらのグループにいろいろキツイこと、言われたりしてるらしくて』
いつかの、『今何してる?』と絵文字付きのメールを送ってきたヤツが、鈴木だ。
中学の時から、風葉ちゃんは友達関係で何かあっても、何も言わない。
今回もきっと、その鈴木と何かあったのだろう。
何でもっと気にしなかったのだろう。ーーーーーー誰かを避けるなんて、風葉ちゃんはしない子なのにーーーーーー……。
ガラッと教室のドアを開けた。
ハッと振り返ったのは、小さな風葉ちゃんだった。
息を整えながら、風葉ちゃんに近づいた。
場所も状況も、全く違うけれど。
『風葉ちゃん、声出ないだろ?クラスでも、あんまり上手くやれてないらしくて。それに、鈴木って、ほら、学年で結構目立つヤツいるじゃん?……そいつらのグループにいろいろキツイこと、言われたりしてるらしくて』
いつかの、『今何してる?』と絵文字付きのメールを送ってきたヤツが、鈴木だ。
中学の時から、風葉ちゃんは友達関係で何かあっても、何も言わない。
今回もきっと、その鈴木と何かあったのだろう。
何でもっと気にしなかったのだろう。ーーーーーー誰かを避けるなんて、風葉ちゃんはしない子なのにーーーーーー……。
ガラッと教室のドアを開けた。
ハッと振り返ったのは、小さな風葉ちゃんだった。
息を整えながら、風葉ちゃんに近づいた。
