マジかよ、どうしよう……。 あの日の俺は、酷く混乱していた。 夏の大会が終わって、部活を引退してから、確かに痛みはあった。 一ヶ月たっても痛みは止まず、今日、病院に行ってきた。 そこで聞かされた事実は、俺にとっては残酷だった。 痛めた肩は、すでに手遅れで、もう二度と本格的に野球はできないらしい。 そうなると推薦で行けるはずだった高校にも、もう行くことはできない。 状況を受け入れられないまま、気づけば俺は学校にいて、ヨロヨロと階段を登っていた。