いつから?

オルゴールが効いたのかな。

音楽って医療と結びつけられるもんね。


それとも、ヒロが話を
してくれたからかな…。


そっと顔を上げてみると、
ヒロは黒板の方を向いていて、
私に背中を向けていてくれる。


…こんな優しい奴だったんだ。


いつも涼太と一緒に
校則破ってるイメージしかなかったよ。

私がイスを引いたりして
ガタゴトと音を鳴らしていると、

「帰れるのか?」

「うん、もう歩けそう」

「そっか」

ヒロは、一度もこちらを振り向かず
ゆっくりと教室を出てった。