いつから?

私が見つめてしまったからか、
女の子は再び俯き、
口元を手で隠してしまった。

「あ、えっと…驚かせてしまってごめんなさい。…えっと、鎧塚高校に何かご用ですか?」

「………」

…返事が返ってこない。


「えーと…て、転校生とか?」

「!…は、はい…」

!やっぱり、そうなんだ。

じゃあ職員室とか案内しなきゃいけないよね。

私が案内を申し出ると、彼女はいいですいいですと首を横に大降りした。

でも明らかに困ってそうなので、私は彼女の手を引いて、校舎の方へと向かった。


「あ、私、二年の片倉舞加って言います。あなたは?」

そう言うと彼女は、小さな声で

「…リョウカ、です」

と答えた。