「新沢さんはどう思う?


・・・守谷」






どうって・・・






好き、なんだよなあ。







いくら冷たくされても

これからずっと目を合わせてくれなくても


話せなくても








このドキドキとか

キュンキュンとか

胸の苦しさとか






私にくれるのは守谷しかいない。







それはずっと変わらないような気がする。








・・・なんて言えないし。









「謎なところは分かるかも!


でも・・・そういうの悪くないと思う」






今の私の言葉に、



「私は守谷のそういうとこ好きだよ」




って付けたせたらな・・・。




その気持ちを


ちゃんと本人に届けられたらいいのに。








「だよな


俺も守谷は嫌いになれねー」






そういうと久留米くんは立ち上がって




「なんか守谷を語っちゃったな」




と笑って、





「夏祭り風喫茶店


ぜってー成功させるぞ!」





大きめのガッツポーズをとった。





その久留米くんの姿に疲れ切ってた気持ちも和らぐ。





「うん!」





私も頑張らなくちゃ。




久留米くんってやっぱりすごい・・・。






「まだアイスいる人〜」っていいながら、もうクラスの中心にいるんだもん。




その姿を見つめてる女子もたくさんいる。





久留米くん、モテるな〜



なんて思って、心の中で微笑んだ。