そして守谷はひとこと。 「俺の兄貴も、風使」 遠慮がちに言う守谷はいつのまにか私の目をまっすぐに見つめていた。 ・・・ん? あに、き・・・? ええ?どういうこと?? 兄貴も、風使? わけ、わかんないです・・・。 予想以上に混乱しまくってる私の頭。 そんな私を見て、付け足すように守谷が言う。 「いや、正確に言えば・・・、 兄貴が、ホントの風使みたいな?」 へ? なんじゃそらーーーーー!!!!! 守谷のお兄さんがホントの風使なんかーい!! なんか、混乱して損した気分。