それから、麗夏さんに続々と来客する男たち。 俺は自ら見せびらかすように肩を抱き寄せる。 すると、男たちは残念そうに帰っていく。 「…勇君、積極的ね」 顔を赤く染めて、俺をみてくる麗夏さん。 「…まぁね。俺を期待させたからには、本気でいくから」 ニッと笑って見せると…、麗夏さんは寂しそうに微笑むだけだった。 俺はさ? そこで気づくべきだったよね? 俺のことをそんなに期待させたのに…、後から落とすなんて…。