「…勇馬君だっけ?…あたしは鈴宮グループの跡取り・鈴宮 麗夏よ。歳は21歳」






あれ?








俺よりも…3個も年上?







見た目的に…高校生って感じだけど…。







「…あたしは、K大に通う2年生なの。あ、皆には童顔って言われることあるよ?」





俺の心を読んでか、付け足してくれた。





「……可愛いね!…って男の子だから可愛いはないよね?」





…まぁ、そりゃそうですけど!






可愛いね。





それは言われ慣れてるから大丈夫。





でも…。





女の子みたい。





その言葉は…正直、傷付いた。





俺は男子なのに…って!







「…勇馬君、男の子だね?ほっそいくせに…割れてそう」









麗夏さんは俺を見ながらニヤリと笑う。








え?







男の子だね…って!









「…よく女の子みたいって言われるんだけど…」








「まぁ…。でも男の子でしょ?腹筋割れてるの?」









…って、そこ問題かい!!







俺は呆れて笑ってしまった。






麗夏さんは不思議そうに俺を見る。







「…何でも無いですよ。腹筋は少し割れてますよ」







なんか脱してしまう。








きっと麗夏さんが思った通りの人じゃなかったからだと思う。







「腹筋見せて!」