次の日も…。
「七逢!一緒に飯食うべ!」
そして、顔を覗かせるイケメン。
あたしは驚いてしまった。
だって、イケメンなんだもん!
その時、七逢は限島君に夢中で教室には居なかった。
「あ、七逢なら居ませんよ」
あたしは笑顔で話しかける。
「…?あ、そうなんすか!最近七逢が付き合ってくれへんから…俺、寂しいですわ」
寂し気に笑うイケメン。
「…七逢とはどう言う関係で?」
「あ、幼馴染ッスよ。あ、夜は一緒に飯食べる仲です」
いやいや、そこまで聴いてないし…!
あたしはクスリと笑ってしまう。
面白い人…。
「…一緒にご飯食べません?そのウチ七逢も帰ってくると思います」
「あ、ホンマに?ありがとう!タメでいい?」
真っ白な歯を覗かせて笑う。
嗚呼、こりゃ…惚れたな。
流石、七逢。
美人にはイケメンが付き物よね!
「何部なの?」
あたしたち二人はお弁当をつまみながら会話を続けている。
名前は、高原 明希君。

