いよいよ訳がわからない。 私はもともと少ない、朝で余計働いていない頭をフル回転させていた。 「これ…」 カオルくんが私に小さな袋を渡す。 その袋の中には紙切れ。破かれた小さな紙切れ。 まさか! そう思って中の紙を1枚取り出した。 それは紛れもなく私の字で記入された退部届けの一部。