「ヤ!もうイヤなの!ほっといてよ!もういいから!」 私は叫び散らした。 最後は掠れて聞こえなかったかもしれない。 「何があったんだ?」 耳を塞いでも、聞こえてくるものは聞こえてきた。 「保健室から救急箱だけでも持ってきます」 「ユナちゃん。場所変えようか?」 すると突然、私の体が宙に浮いた。