ハルキ先輩は静かに睨んでいた。 「でも俺は…!」 「俺は…?なに?コウはユナちゃんのなんなわけ?」 ハルキ先輩は意地悪そうに口角をあげる。 私は動けなくなっていた。 「おい!お前らほんといい加減にしろよ!!」 部長が大声でどなった。 カナトが私の頭を撫でて、カオルくんは2人を止めようとしていた。 「春原の気持ち考えろよ」 部長の瞳も、怒りをたたえていた。