「本当に、何があったんだ?」 もう、ただ事ではない事に気がついているのだろう。 「なにも…ないです…」 「今回は親御さんを呼ぶぞ?」 その瞬間、私は動きを止めた。 「だ…め…、だめ。絶対、だめ」 「先輩…?」 私の頭は真っ白だった。 会えない。この状態でなんて、無理。 今度こそ…だれも、いなくなる。 私のもとから、みんな、みんな…