「ユナちゃん只今戻りました!ちなみに俺も!」 今度は私をおんぶした形のハルキ先輩が、部室の扉を開ける。 「やっと戻ったか…」 「何してたすか?こんな時間かかって」 カナトはなんだか不機嫌そう。 「うーん?寝てた??」 突然の先輩の言葉にその場にいた全ての人がガタッとパイプ椅子から立ち上がる。 「はい?先輩?」 カオルくん…目が笑ってないよ…? ハルキ先輩も勘違いされる言い方して…