解決させるには

やっぱり…

「だから応援してね!」

私が諦めるしか

ないのかなぁ…

私はすぐに

返事が出来ず、

何も言えなかった。

すると花音が

「音羽?どうしたの?」

花音が首を傾げて

聞いてきた。

一瞬、本当のことを

話そうかと、

迷ったけど、

やっぱり…

「うん。応援するよ。」

頑張って笑った。

花音もにっこり笑う。

だけど、

反対に

私の心はもう

空っぽで

よく笑えたなって

言うぐらい

悲しみで

いっぱいだった。

そんな私に

神様は

おいうちを

かけるように…

「あ。音羽!

なにしてんの?」

ビクッ!

私の肩が大きく震えた。

今一番逢いたくなくて

声も

聞きたくなかった人。

『玲央』

こないで。

こないで。

こないで!

声には

出せなかったけど。

心の中で何度も叫んだ。

なのに、

それは叶わなかった。