学校まで20分はかかるから
ゲームやってようかな。

私がそう思って1ゲームの時間が
長いアプリを開いた。


その時…

「ねぇ、つまんない?」

「え?」

急に高橋君に腕を捕まれて
こんな事を言われた。

やっぱりゲームは怒ったかな。

「俺、佐々木さんが嫌なら---」

「拓也ー、何やってんの?え?誰?
この女。」

高橋君の言葉を遮って、急に後ろから
男子がやってくる。

誰はこっちが聞きたいんだけど。

高橋君はチラッとこっちを見た。
そして悩んだ表情を浮かべている。

「え、まさか彼女?」

男子は意外そうな顔をして言った。