只今、寿華組と書かれた



門の前に立っている。



とうとう来てしまった。



まぁ、あの人に教わった通りしよう。




門をくぐると、日本庭園みたいに



綺麗な道を通った。




でも、厳つい人が全く見当たらなかった




私は気になってつい聞いてしまった。




「おかえりなさい。的な事しないの?」




すると、統夜に笑われた。



笑わなくてもいーのに…。



「いつの時代だよ。今はもうしねぇよ。」




そーなんだ…。1回でも




見てみたかったなぁー。





そうこうしてるうちに玄関についた。




すると1人の男の人がいた。




「若おかえりなさいませ。」




「あぁ。親父は?」



「菊の間にいらっしゃいます。」




なにか話しているのを見ていると



急に話しかけられた。




「はじめまして、私は組長側近の
倉田 慎といいます。
倉田 蒼斗の父です。」




「はじめまして、本條 羅魅と申します
蒼斗のお父さん、どおりで似てると
思いました。」



私と慎さんで話していると、




「もういいだろ。案内しろ」



と、不機嫌そうに統夜が言った。