二人は草むらに座ったまま、取り留めのない会話がしばらく続いた。
「ぐぅ…」
窓香は自分のお腹を見、相手は窓香の顔を見た。
窓香が相手の顔を見るのと同時に、相手が言った。「お腹、すいたの?」
「うーん……どうだろう。朝は軽く食べたんだけど…」
窓香は、自分が朝に何を食べたのかを思い出そうとしたが、今一つ思い出せない。
それも、眠い眠いと、半分ほど寝るようにしながら口を動かしていたからなのだが…。
ご飯と…卵焼きと…後なんだっけ…
「もうそろそろいい時間になるし、とりあえず、場所変えない?ずっと座ってて、お尻が痛いんだけど。」
あ、ごめんと窓香は呟く。
窓香は、その時始めて、自分と相手の座る姿勢が違う事に気がついた。
自分は脚を伸ばしたり、膝を立てたりしていたが、相手は体育座りに近い格好でずっと居たのだ。
はぁー、いつもこうやって、気がついたら周りが見えなくなってるんだよなあ…
少しだけ、しょんぼりした窓香。
"お互いのことは、まぁまぁ知り尽くしている相手"は、それを機敏に察知した。
「どうしたの?行かないの?」
「あ、ごめん。でも、どこに行くの?」
窓香は、立ち上がりながら言った。
元々、窓香は散歩をするために家を出たので、それ以上のことは何も考えていなかった。
そのため、今日に限っては財布すら持っていない。どこかに出かけるのは、ちょっと困った事になるな、と思っていた。
「んー…どうしようか。窓香は、財布とか持ってきてるの?」
「あー、今持ってない」
「だと思った。どうする?取りに帰る?あ、でも取りに帰るぐらいなら、そのまま家でご飯食べちゃうのかな。」
「うーん……どうしようかな。……とりあえず、1回家に戻ってもいい?」
「うん、いいよ。とりあえず私は、ここから移動できれば何でもいいかな…」
「嫌だった?ごめんね」
「嫌ってわけじゃないよ。嫌だったら最初から座ったりしてないから。ただ、普段あんな所で座り込んだりなんかしないから、ちょっと落ち着かなくって。」
「あー……ごめんね?」
本日二回目のしょんぼりを迎えた窓香さん。
「嫌だったわけじゃないって言ってるんだから、窓香は気にしなくていいんだって。私が好きで座ってただけなんだから…あ、いや本当に好きかって言われると違うけど…。私が、自分で座って話してもいいかなって思って座っただけなんだからさ。」
「……あー、うん。…ありがと。」
「ぐぅ…」
窓香は自分のお腹を見、相手は窓香の顔を見た。
窓香が相手の顔を見るのと同時に、相手が言った。「お腹、すいたの?」
「うーん……どうだろう。朝は軽く食べたんだけど…」
窓香は、自分が朝に何を食べたのかを思い出そうとしたが、今一つ思い出せない。
それも、眠い眠いと、半分ほど寝るようにしながら口を動かしていたからなのだが…。
ご飯と…卵焼きと…後なんだっけ…
「もうそろそろいい時間になるし、とりあえず、場所変えない?ずっと座ってて、お尻が痛いんだけど。」
あ、ごめんと窓香は呟く。
窓香は、その時始めて、自分と相手の座る姿勢が違う事に気がついた。
自分は脚を伸ばしたり、膝を立てたりしていたが、相手は体育座りに近い格好でずっと居たのだ。
はぁー、いつもこうやって、気がついたら周りが見えなくなってるんだよなあ…
少しだけ、しょんぼりした窓香。
"お互いのことは、まぁまぁ知り尽くしている相手"は、それを機敏に察知した。
「どうしたの?行かないの?」
「あ、ごめん。でも、どこに行くの?」
窓香は、立ち上がりながら言った。
元々、窓香は散歩をするために家を出たので、それ以上のことは何も考えていなかった。
そのため、今日に限っては財布すら持っていない。どこかに出かけるのは、ちょっと困った事になるな、と思っていた。
「んー…どうしようか。窓香は、財布とか持ってきてるの?」
「あー、今持ってない」
「だと思った。どうする?取りに帰る?あ、でも取りに帰るぐらいなら、そのまま家でご飯食べちゃうのかな。」
「うーん……どうしようかな。……とりあえず、1回家に戻ってもいい?」
「うん、いいよ。とりあえず私は、ここから移動できれば何でもいいかな…」
「嫌だった?ごめんね」
「嫌ってわけじゃないよ。嫌だったら最初から座ったりしてないから。ただ、普段あんな所で座り込んだりなんかしないから、ちょっと落ち着かなくって。」
「あー……ごめんね?」
本日二回目のしょんぼりを迎えた窓香さん。
「嫌だったわけじゃないって言ってるんだから、窓香は気にしなくていいんだって。私が好きで座ってただけなんだから…あ、いや本当に好きかって言われると違うけど…。私が、自分で座って話してもいいかなって思って座っただけなんだからさ。」
「……あー、うん。…ありがと。」

