四人が辰巳がいる教室の近くに行くと、教室から喋り声が聞こえてきた。

公平と慎太郎は不思議がる顔で

「あれ?誰としゃべってるんだろう?」



教室に着き公平が

「辰巳、誰と喋って…」

公平が固まった事に不安を感じて邦裕が教室の中をみると、レインコートの男が刃物を辰巳の首に刀を辰巳の首にあてていた。


レインコートの男は、四人に気づきゆっくりと顔を向ける。

驚き四人は後退りした。

どうやって、この状況を打破するか答えがでなく、戸惑っていると辰巳も四人に気づき

「逃げろ!助けようと思うな!」

そんな事を言われても、四人は理解できず、逃げれなかった。

レインコートの男が辰巳にブツブツと何かを喋りだした。


辰巳もブツブツと答えをかえしていると突然、辰巳の頭を抑え刃物で首を斬りつけた。


ロッカーに、尋常ではない、血が吹きかかる。

レインコートの男が辰巳の頭を離すと、体から崩れ落ちた。

邦裕が声にならない声で

「逃げるぞ」

奈央の手を引っ張り逃げようとするが、慎太郎は腰を抜かしてしまい、公平は何が起きたのか理解できず、硬直してしまった。

邦裕は二人の状況に気づき
「逃げるぞ!」

公平は我に戻り、慎太郎を引っ張りあげ走った。