三人は学校に入った

学校は廃墟に似た、恐ろしさがある、公平が苦笑し「今日は肝だめし大会だな」
「そうだな、精神的に強くなって丁度いいな、そうだろ、慎太郎」

辰巳の皮肉は慎太郎を傷つける、悲しい顔しかできなかった

公平は笑いながら慎太郎の肩を叩き「しょうがないよ」

「申し訳ないです」

辰巳は思い出したかのように
「話してないで、体操着に着替えに行くぞ」

公平は苦笑する
「体調良くなったらそうくるか、俺と慎太郎は部室に体操着置いてるから、一人で教室に行けよ」