そのまましばらく、2人で青山さんの様子を見ていると、また1人男子が加わった。
「しゅうちゃん」
加わった男子生徒が、青山さんと喋っていた男子生徒に声をかけると、喋っていた方の男子生徒はおお、と片手をあげた。
どうやら喋っていた男子生徒は『しゅうちゃん』と呼ばれているらしい。
「こうへい、遅かったねー。」
青山さんが加わった男子生徒に笑いかけた。
加わった男子生徒は『こうへい』というらしい。
すると、横の長谷川が何やら考え始めた。
「こうへい……………?」
「知ってるのか?」
「ちょっと待って、えーと………………。そうだ、思い出した。あいつ、須田恒平か。」
ぽん、と納得したように手をうった。
おいちょっと待て、俺は全く納得してないぞ。
「知り合いか?」
「知り合いも何も、クラス一緒だ。」
へぇー…………って、おい。
もうすぐ夏休みだぞ。クラスメイトの名前くらい覚えておけよ。
………それはともかくとして。
引き続き、仲良さそうに喋っている青山さんと須田くんと『しゅうちゃん』。
そこで、予鈴が鳴る。
「じゃあ、そろそろ戻るか。」
「そだね。ばいばーい!」
と、3人は各々の教室に戻っていった。
青山さんはE組、須田くんはA組、そして『しゅうちゃん』はG組らしい。
「……G組って、誰がいる。」
「たしか、ひろちゃんがいるぞ。」
俺と長谷川は顔を見合わせ、にやりと笑った。
実はこの時、何故かイライラしていたと言うのは長谷川には言っていない。
「しゅうちゃん」
加わった男子生徒が、青山さんと喋っていた男子生徒に声をかけると、喋っていた方の男子生徒はおお、と片手をあげた。
どうやら喋っていた男子生徒は『しゅうちゃん』と呼ばれているらしい。
「こうへい、遅かったねー。」
青山さんが加わった男子生徒に笑いかけた。
加わった男子生徒は『こうへい』というらしい。
すると、横の長谷川が何やら考え始めた。
「こうへい……………?」
「知ってるのか?」
「ちょっと待って、えーと………………。そうだ、思い出した。あいつ、須田恒平か。」
ぽん、と納得したように手をうった。
おいちょっと待て、俺は全く納得してないぞ。
「知り合いか?」
「知り合いも何も、クラス一緒だ。」
へぇー…………って、おい。
もうすぐ夏休みだぞ。クラスメイトの名前くらい覚えておけよ。
………それはともかくとして。
引き続き、仲良さそうに喋っている青山さんと須田くんと『しゅうちゃん』。
そこで、予鈴が鳴る。
「じゃあ、そろそろ戻るか。」
「そだね。ばいばーい!」
と、3人は各々の教室に戻っていった。
青山さんはE組、須田くんはA組、そして『しゅうちゃん』はG組らしい。
「……G組って、誰がいる。」
「たしか、ひろちゃんがいるぞ。」
俺と長谷川は顔を見合わせ、にやりと笑った。
実はこの時、何故かイライラしていたと言うのは長谷川には言っていない。
