家に帰れば、

「りーおっ!

おっかえりー・・・ブッ!!」


私めがけて真誠兄さんが走ってきたから、玄関のドアをしめると勢いよくドアにぶつかった

『・・・いきなり止めてくれる?』

「つーか、莉央なんで濡れてるんだ?


風邪引くぞ?

・・・それに、顔なんか赤いぞ?」


私の額に手を当てる

・・・冷たくて・・・気持ちいい・・・・・・


あれ・・・?

・・・なんだろう・・・頭が重い・・・


『ま・・・こと兄さん・・・』

「!?

莉央!?お、おいっ!」



真誠兄さんの声が遠くなっていく

頭も真っ白になって、何も考えられなくなっていく・・・




こんなの初めて・・・






助けて・・・俊弥・・・・・・