「いや、びっくりしたや

莉央、兄貴いるんだな

しかも、柊先生と兄妹とか、スゲービックリしたや」


勉強道具を机に広げながら三浦が私に言ってくる

だからなに?

とか、思うけれど口には出さない


言ったら言ったで面倒なことになりそうだから・・・


『そうね・・・

兄さんに学校では隠しておけと言われていたし、ニートは家から出てこないから知らないのも無理ないわ』

「そっか

莉央には悪いけどあの兄さん・・・残念なイケメンってヤツだな」


『そうね

あんなヤツでも中・高でモテてたらしいから』

私が小学生の時のバレンタインの時なんか家にまで女子が押しかけてたから・・・



『あのニートの話は良いから、勉強するよ

早く部活に戻りたいんでしょ?』

「お、おう!

凛には負けられねえからな!」




なんでそこで宮本が出てくる?



まあ・・・いいか