普段なら騒がしいはずの教室に

無言で入り一番端の自分の席に座る。


生徒は部活に行ったか、

下校したかで、誰もいなかった。



『・・・さて、まずは実力を見るから


このプリントを全部埋めて。』




結果が悲惨だった4教科のプリントを

渡す。



「うげー。

まったくわかんねぇよ」


と、弱音を吐く三浦は放置して、


私は



『終わったら呼んで』


とだけ伝え本を読み始めた。












「俺、今スルーされた?


だー!

まったくわかんねー!」