「イヤ・・・
ホントに悪かった」
リビングで兄さんが三浦に謝る。
ちなみに一番謝らなくちゃいけないヤツは兄さんと私の手によって柱に縛り付けられている。
「いえ、別に構わないですけど・・・
先生と莉央達はどういう関係で?」
三浦に聞かれた途端、暴れ始めるアホニート
「莉央は俺の彼女だ!
ぽべっ!」
『誰が誰の彼女ですって?
もう一回言ったら・・・あんたの部屋にある物全部燃やしてやるわよ?
あの薄っぺらい本とか・・・ね?』
「やめろおおおお!!」
縛り付けていて抵抗が出来ないあいつの頬を足でつつく。
後ろで三浦が
「ちょっ!莉央!?
落ち着いて!話し合えば莉央の彼氏も納得するよ!」
『だからこいつは彼氏じゃ無いって・・・
なに騙されてるのよ』
「騙されたのか!?」
『当たり前よ』

